極上な御曹司にとろ甘に愛されています
真木さんの話に私はパッと顔を上げる。

会社負担で学校に行けるのなら凄く有り難い。

自分だけの勉強では限界を感じていたんだ。

「是非、やってみたいです!」

目を輝かせながら返事をすると、真木さんは満足げに笑った。

「頑張り屋の相田さんならそう言うと思った。後でイントラにそのお知らせ載ると思うから、申請書俺に出しといて」

私を励ますようにポンと私の肩を叩くと、真木さんは自席に戻る。

「はい、ありがとうございます、真木さん」

真木さんの背中に向かってお礼を言うと、再び自分の仕事に取りかかった。

スキルアップして、もっと上手くみんなをサポートしたい。

そして、少しでも恭介に追いつくんだ。

立ち止まらず、真っ直ぐ前を見て頑張ろう。

私はそう心に誓った。
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