極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「必要性ないから常備してないんだよ。萌姉いるし。でも、そろそろ買わないとマズイかな」
私の横に腰を下ろすと卓はクスッと笑みを溢す。
「彼女出来たら買わないだろうけどね」
心がすさんでいる私は冷ややかに返した。だが、卓はそんな私の嫌みを笑顔で跳ね返す。
「それは言えてるかも。で、その編み物って恭介さんに編んでるの?」
卓はテーブルの上に置いた編み物に目を向ける。
「内緒だからね。絶対に言わないでよ!」
私は唇の前にシーっと指を立て、卓に念を押した。
「わかってるよ。でも、萌姉編み物しなかったよな?」
この意外そうな顔。
雨でも降るんじゃないのと心の中で思っていそうだ。
まあ、私も二十五になって編み物やるとは思わなかった。
まずは本屋で初心者向けの教本を探して、手芸屋さんで簡単に作れる編み棒選んでもらって……。
「本見て必死で頑張ってるの。恭介のクリスマスプレゼント思い浮かばなくて……。だって、時計とかネクタイとか彼……たくさん持ってるんだよね」
私の横に腰を下ろすと卓はクスッと笑みを溢す。
「彼女出来たら買わないだろうけどね」
心がすさんでいる私は冷ややかに返した。だが、卓はそんな私の嫌みを笑顔で跳ね返す。
「それは言えてるかも。で、その編み物って恭介さんに編んでるの?」
卓はテーブルの上に置いた編み物に目を向ける。
「内緒だからね。絶対に言わないでよ!」
私は唇の前にシーっと指を立て、卓に念を押した。
「わかってるよ。でも、萌姉編み物しなかったよな?」
この意外そうな顔。
雨でも降るんじゃないのと心の中で思っていそうだ。
まあ、私も二十五になって編み物やるとは思わなかった。
まずは本屋で初心者向けの教本を探して、手芸屋さんで簡単に作れる編み棒選んでもらって……。
「本見て必死で頑張ってるの。恭介のクリスマスプレゼント思い浮かばなくて……。だって、時計とかネクタイとか彼……たくさん持ってるんだよね」