極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「でも、やっぱり……萌が一番温かいな」

「私って湯たんぽなんですか?」

萌がすかさず突っ込む。

「そう。俺専用の湯たんぽ」

俺は萌を見下ろしながらニヤリとした。

「酷い」

萌が上目遣いに俺を見て、わざと拗ねた顔をする。

その時、ちょうど雪が降り始めた。

「ほら、見て。雪が降ってる」

俺は窓の外を指差して萌に教えた。

粉雪がヒラヒラと舞っている。

「あっ、ホントだ。綺麗……」

ふたりで雪を眺める。

クリスマスイブにふさわしい妖精のような可愛い雪。

「萌のプロポーズ凄く感動した。俺も健やかなる時も、病める時も、ずっと萌の側にいるから」

「恭介……」

萌は俺をじっと見つめながら涙ぐんだ。

それは永遠の約束。

神に誓う前にまず萌に伝えたかった。
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