極上な御曹司にとろ甘に愛されています
14、ずっと彼の側に……。
クリスマスは終わってしまったけど、今の私は幸せ一杯。

なぜなら、私の左手の薬指には、恭介からもらった指輪がキラキラ輝いているから。

イブの日、朝起きて何気なく目を擦ったら、見覚えのない指輪がはまっててビックリした。

それまでボーッとしていた頭が一気に覚めて……。

私が指輪をまじまじと見つめていたら、横にいた恭介は『サンタが来たんじゃない?』って笑って面白そうに私の様子を見ていた。

まあ犯人はサンタではないのはよくわかっている。

恭介しかいない。

すごく嬉しかった。

だから、自分からチュッと彼に口付けた。

いつもなら絶対にあり得ない自分の行動。

私って浮かれてると結構大胆になるようだ。

その後『それじゃあ足りないよ』って悪魔な顔で恭介に言われて、ベッドからしばらく出してもらえなくなったけど……。

指輪なんて男の人にもらったの生まれて初めてだったし、しかもこんなに素敵な指輪見たことない。

「えへへ」
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