極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「いや……だが……高橋さんは会長のお孫さんで……付き合いが大変なんじゃあ」
手放しで喜ぶ母とは対照的に父は困惑顔。
「その点はご安心下さい。祖父も萌さんのことをとても気に入ってますし、僕が世界を敵に回してでも彼女のことは守りますから」
恭介は父を安心させようと、自分の決意を真剣な眼差しで伝える。
そんな彼の言葉に母は興奮したのか、ひとりはしゃいでバシバシと父の背中を叩いた。
「きゃー、『世界を敵に回しても』ですって。素敵ねえ」
「だが……」
父は渋い顔でなかなか首を縦に振ってくれない。
そこへ、頼れる弟が口を挟む。
「俺も水無瀬製薬に入るし、恭介さんと一緒に萌姉助けるから何も問題ないよ。ここで「お願いします」って言わないと、萌姉尼寺に行くかもしれないけど、それでいいの?」
「尼寺はいかんなあ。……う~ん」
父は顎に手を当て悩む。
「萌さんは僕が必ず幸せにします。イギリスには僕も一緒に行きますし、ご安心下さい」
手放しで喜ぶ母とは対照的に父は困惑顔。
「その点はご安心下さい。祖父も萌さんのことをとても気に入ってますし、僕が世界を敵に回してでも彼女のことは守りますから」
恭介は父を安心させようと、自分の決意を真剣な眼差しで伝える。
そんな彼の言葉に母は興奮したのか、ひとりはしゃいでバシバシと父の背中を叩いた。
「きゃー、『世界を敵に回しても』ですって。素敵ねえ」
「だが……」
父は渋い顔でなかなか首を縦に振ってくれない。
そこへ、頼れる弟が口を挟む。
「俺も水無瀬製薬に入るし、恭介さんと一緒に萌姉助けるから何も問題ないよ。ここで「お願いします」って言わないと、萌姉尼寺に行くかもしれないけど、それでいいの?」
「尼寺はいかんなあ。……う~ん」
父は顎に手を当て悩む。
「萌さんは僕が必ず幸せにします。イギリスには僕も一緒に行きますし、ご安心下さい」