極上な御曹司にとろ甘に愛されています
恭介がとびきりの笑顔で微笑むと、父をドンと押し退け母が彼の両手を掴んで言った。
「頼もしいわあ。萌がイギリス赴任って聞いた時は凄く心配だったの。萌をよろしくお願いします」
母は父を無視して満面の笑みで私を恭介に託す。
「私のことは真佐子さんって呼んでね。息子にそう呼ばれてみたかったの」
フフっと恋する乙女のように頬をピンクに染める母に卓が突っ込む。
「母さん、俺は実の息子なんだけど一度もそんなこと……‼」
「あんたはいいのよ」
母は卓の口を押さえ、恭介に向かって「オホホ、お気になさらず」と笑う。
「お父さんも認めて下さいますか?」
母に無視されいじけていた父に、恭介は優しく声をかける。
恭介の心遣いにジーンときたのか、父は涙ぐみながら恭介の手を強く握った。
「萌を……よろしくお願いします」
「ありがとうございます、お父さん。幸せにします」
父が認めてくれて、恭介は晴れやかに笑う。
「お父さん、お母さん、……ありがとね」
「頼もしいわあ。萌がイギリス赴任って聞いた時は凄く心配だったの。萌をよろしくお願いします」
母は父を無視して満面の笑みで私を恭介に託す。
「私のことは真佐子さんって呼んでね。息子にそう呼ばれてみたかったの」
フフっと恋する乙女のように頬をピンクに染める母に卓が突っ込む。
「母さん、俺は実の息子なんだけど一度もそんなこと……‼」
「あんたはいいのよ」
母は卓の口を押さえ、恭介に向かって「オホホ、お気になさらず」と笑う。
「お父さんも認めて下さいますか?」
母に無視されいじけていた父に、恭介は優しく声をかける。
恭介の心遣いにジーンときたのか、父は涙ぐみながら恭介の手を強く握った。
「萌を……よろしくお願いします」
「ありがとうございます、お父さん。幸せにします」
父が認めてくれて、恭介は晴れやかに笑う。
「お父さん、お母さん、……ありがとね」