極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「そうだね。でも、使う人は限定してるから安心して」

高橋さんの低音ボイスが脳に直接響いて身体がビクンと反応する。

ずっと王子様みたいだと彼に憧れていたけど、彼に対する自分の認識は間違っていたのかもしれない。

実際の彼は王子様というよりは、まるで……美しい姿をした悪魔だ。近づくと危険。翻弄される……。

初めて知る甘いしびれのような感覚に私は戸惑っていた。
< 31 / 318 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop