極上な御曹司にとろ甘に愛されています
2、凄く気になる彼女 ー 恭介side
「高橋さん、ここです。西欧料理の店で」

赤いレンガ造りのおしゃれな店の前で立ち止まると、相田さんは俺から逃げるように手を放してささっとドアを開けた。

彼女は俺のことをかなり警戒している。

まあ、泣いてる彼女の瞼にキスもしたし、その他にもいろいろとスキンシップを増やしたから警戒されるのは当然かもしれない。

でも、俺と一緒にいておどおどした態度を取られるとついからからかいたくなる。

俺は父方の祖母がアメリカ人ということもあり、背も高く、彫りが深くて目立つ容姿をしているせいか、女にはモテる。

にこやかにしていれば周囲の受けも良くて、仕事も上手くいくし、女に嫌われることはまずない。

四月に相田さんが異動してきた時、俺はいろんな意味で驚いた。
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