極上な御曹司にとろ甘に愛されています
【本当にすみません。何かあれば連絡下さい】

メッセージを読むと俺はスマホをスーツのポケットにしまった。

それから五分程してマンションに着くと、俺は萌を抱き抱えてマンションに入る。

閑静な高級住宅街の中にあるこの低層三階建てマンションは俺の母方の祖父が所有していたが、俺の日本への帰国を機に彼から譲り受けたものだ。

有名なイギリスの建築家に設計してもらったとかで、外観も内装も洒落ていて築十五年と古いが結構気に入っている。

エレベーターに乗って三階に着くと、すぐ目の前が俺の家。このフロア全部が俺のもので、間取りは六LDKと一人暮らしの物件としてはかなり広い。

玄関の鍵を開けて、中に入るとまずは萌のパンプスを脱がし、自分の靴を脱いで、彼女をとりあえず自分の寝室に運ぶ。

ゲストルームもあるが、ベッドメイキングしてなくてすぐに使える状態ではない。
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