ダメ女な私
急いでベットから起き上がって、周りを見回した。
何故だか私は見知らぬベットの上で寝ていた。
周りに女の子っぽい物なんて一つもない。
青でまとめられた部屋は、とてもシンプルで見ただけで男の部屋と思わせる。
男の部屋になんて来たの初めて……。
どっかにエロ本ないかなぁ~……って
そんな事考えてる場合じゃないじゃん!!
もしかして……誘拐!?
そう思ったら、急に体中から変な汗が出てきた。
とにかく、ここから出よう!!
そう思って、急いでドアの方へと足を進めた。
広い部屋の中。
あと少しでドアノブに手が届く……そう思った時
―――バタン
目の前のドアが静かに開いた。
そして
「あっ、気が付いた?」
不意にどこかで聞いた事がある声がした。