ダメ女な私




「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」



次の瞬間、私はアメリカにまでも届くんじゃないかって程、大きな声で叫んだ。



それは、恐怖による悲鳴なんかではなくて



「お、おおおおおおおうじっ!」



歓喜の悲鳴だった。



そう、今わたしの目の前にいるスウェット様は、まさしくあの、王子さまなのです!!



惚れてまうやろ~!!


思わず叫んでしまいそうな私。




そんな私を横目に、王子は言った。



「目覚めたんなら帰ってね」




………ほ?









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