ダメ女な私
「安藤優奈!お前って、この近くの高校の生徒だろ?高校生なら、まず親に連絡しとけ。」
意外と大人な事を言う楓さん。
「ら、らじゃぁ!!」
さっそく、ベットのわきに置いてあった自分の鞄を取り、アメのカスやら、昨日の昼ごはんに食べきれなかったパンの残りやらを避けながらも、早百にデコってもらったケータイを取り出した。
いつものようにパカッっと開いたケータイ………。
私は大好きな歌手を待ち受けにしているの。
だからケータイを開くたびにその人の微笑みに癒される………。
なのに………。
なのに………………。
「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」