ダメ女な私




「俺…帰るわ。楓~ちびちゃん襲うなや」



「は…?こんな子供、襲うわけねぇー」



「ほな。チビちゃん…気ぃつけや」


「ら、らじゃぁ」



コントみたいな二人の会話。



楓さんは、大人っぽいし。


潤一さんは、子供みたいだけど意外としっかりものみたい…。



まぁ、そんなこんなで一緒に暮らしてないらしい潤一さんは、帰って行ってしまった。




「なぁ…お前さ、今日ほんとに泊まんの?」


「え…、はい。泊まらせていただきたいですけども………」


「あぁ…別にいいけど」



なんだか気まずそうな顔をした楓さんは、背を向けてぶつぶつ言っている。



なんで…?


ひょっとして私が迷惑とか?





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