君の笑顔
第一章 遊園地に行きませんか
君は覚えているだろうか

君とであって間もない頃の話。


私は東谷菜々美。高校一年生。みんなからは"ナナ"と呼ばれている。


ナナ『ハスキー!』


ハスキ『んー?』


ハスキと呼ばれ、振り向いたのは。
金見葉朱希ことハスキ.


ナナ『先生が呼んでたぞ』





ハスキ『うんー』



ハスキと私は幼稚園からの長い付き合いである。



ナナ『また転ばないようになー?』


ハスキ『分かってるよー!』

クスクスと笑いながら、ハスキを見送った






?『だーーーれだ!』


ビックリしたぁ……


丸山先輩か……


ナナ『丸ちゃん先輩苦しいです』


丸『ちっ。バレたかぁ。』


丸山秋人先輩こと丸ちゃん先輩。


ナナ『で、何のようですか?』



丸『いや?別に用はねーけど。』


ナナ『そうですか。少し屋上にいきませんか?』


丸『だな』






屋上




ナナ『先輩、本当は用事あったんですよね』




丸『おう』





ナナ『なんですか。』



丸『これ。遊園地のチケット。知り合いがバイトしててさ。もらったんだ。4人まで行けるからさ、ハスキちゃんも誘っていこ?俺のともだちもくるから。』



ナナ『ハスキも誘ってみます』


丸『俺じゃ、戻るわ。またな』



ナナ『お気を付けて』





……さーて、ハスキを呼び出すか。












ハスキ『失礼しましたー』



ヴーヴー


あれ?メール?






いや。電話だ。



ピッ




ハスキ『もしもし』





ナナ『あっ、ハスキ!用は終わったか?』




電話をかけてきたのは、ナナだ。




ハスキ『終わったけど……何の用?』




ナナ『話は後で!とにかく屋上に至急来てくれ!』




ハスキ『分かった!』




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