お口にクダサイ~記憶の中のフレグランス~
夢見る貧乳地味子
貧乳地味子は秘密のタワーマンションの先生の部屋で、夢を見る。
先生の手にかかってお姫様になる夢を。
華やかな先生と貧乳地味子な私は
月とスッポン、
美女と野獣の逆バージョン。
お姫様になるのは、愛する貴方の前だけだったけれど、少しだけ自信をもてた。
一歩外に出ると、魔法がとけてしまったように、灰かぶりのシンデレラに戻ってしまうけれどそれでも嬉しかった。
あのキスゲームの日から後日、仕事終わりの先生と食事する事になった。
「お茶漬け専門店」鯛茶漬けや、梅、鮭色々なバリエーションのお茶漬けを、小さな丼で頂くのだ。お茶漬け専門店は始めてだったのでとても楽しみにしていた。
先生の会計事務所の近くということで、一緒にいても部下か、取引先の会社の社員と思われるように、グレーの地味なパンツスーツだった。
化粧もほとんどせず、先生と並ぶとさらにギャップが大きくなったけれど、間違っても【愛人】だと思われてはいけない、そう言う思いからだった。
会社の近くのとある駐車場が待ち合わせ場所だった。
「待たせてごめんね。少し距離あるけど、歩いてもいけるんだ。その店駐車場少ないしどうだろう?」
「私と事務所の近くで歩いていいなら」
「全然大丈夫だよ。そんな格好しなくてもよかったのに」
そう言ってくれたのだけど、微妙な距離感を保ちつつ、私は先生の横を歩く。
ほどなくして前から白髪交じりの男性2人が前から歩いてきた。そのうちの1人が先生に気がついたらしく、
「棚橋くん、久しぶりじゃないか」
手を挙げて声をかけてきた。
私は思わず歩みを止めた。
先生の手にかかってお姫様になる夢を。
華やかな先生と貧乳地味子な私は
月とスッポン、
美女と野獣の逆バージョン。
お姫様になるのは、愛する貴方の前だけだったけれど、少しだけ自信をもてた。
一歩外に出ると、魔法がとけてしまったように、灰かぶりのシンデレラに戻ってしまうけれどそれでも嬉しかった。
あのキスゲームの日から後日、仕事終わりの先生と食事する事になった。
「お茶漬け専門店」鯛茶漬けや、梅、鮭色々なバリエーションのお茶漬けを、小さな丼で頂くのだ。お茶漬け専門店は始めてだったのでとても楽しみにしていた。
先生の会計事務所の近くということで、一緒にいても部下か、取引先の会社の社員と思われるように、グレーの地味なパンツスーツだった。
化粧もほとんどせず、先生と並ぶとさらにギャップが大きくなったけれど、間違っても【愛人】だと思われてはいけない、そう言う思いからだった。
会社の近くのとある駐車場が待ち合わせ場所だった。
「待たせてごめんね。少し距離あるけど、歩いてもいけるんだ。その店駐車場少ないしどうだろう?」
「私と事務所の近くで歩いていいなら」
「全然大丈夫だよ。そんな格好しなくてもよかったのに」
そう言ってくれたのだけど、微妙な距離感を保ちつつ、私は先生の横を歩く。
ほどなくして前から白髪交じりの男性2人が前から歩いてきた。そのうちの1人が先生に気がついたらしく、
「棚橋くん、久しぶりじゃないか」
手を挙げて声をかけてきた。
私は思わず歩みを止めた。