お口にクダサイ~記憶の中のフレグランス~
「サービス問題だからね。鍵の在処(ありか)は君が一番知ってるはずだから、合鍵は容易く手に入るはずだ」
「ちょっと待って。片方だけしかくれないの?ガラスの靴って。シンデレラになれないよ」
「知ってる?好きな女性に靴をプレゼントしちゃだめだって。その靴をはいてどこかに行ってしまうからだって」
先生はそう言って、ソファーから立ち上がり私に背中を向けた。
すぐにわかった。私が一番知ってるのだ。
わかったよ、と言い先生のズボンの後ろのポケットに手を突っ込む。はじめてのデートで、先生の後ろズボンのポケットにエルメスのキーケースが入っていたのを見た。
そのキーケースは奥さんがプレゼントしたものだったから、嫉妬したのもあってキーケースを抜き取ったのだった。
「・・・あのさ、関係ないとこ触ってないか?」
「気のせいだって。でも意外とお尻上がってるね、先生。ごめん、これだよね。すぐにわかった」
ポケットからそれを出すと、合鍵らしき鍵が出てきて、その鍵には可愛らしいチャームがついていた。
「ちょっと待って。片方だけしかくれないの?ガラスの靴って。シンデレラになれないよ」
「知ってる?好きな女性に靴をプレゼントしちゃだめだって。その靴をはいてどこかに行ってしまうからだって」
先生はそう言って、ソファーから立ち上がり私に背中を向けた。
すぐにわかった。私が一番知ってるのだ。
わかったよ、と言い先生のズボンの後ろのポケットに手を突っ込む。はじめてのデートで、先生の後ろズボンのポケットにエルメスのキーケースが入っていたのを見た。
そのキーケースは奥さんがプレゼントしたものだったから、嫉妬したのもあってキーケースを抜き取ったのだった。
「・・・あのさ、関係ないとこ触ってないか?」
「気のせいだって。でも意外とお尻上がってるね、先生。ごめん、これだよね。すぐにわかった」
ポケットからそれを出すと、合鍵らしき鍵が出てきて、その鍵には可愛らしいチャームがついていた。