お口にクダサイ~記憶の中のフレグランス~
由美子さん主催の食事会に行くため、最寄り駅で友達のトモミと待ち合わせる。
トモミは先に来ていて「ごめんね、いつも来てくれて」申し訳なさそうにそう言う。
可愛い女の子や、綺麗な女の子、男性にモテる女の子は、由美子さんに槍玉に挙げられがちだ。
しかし、貧乳地味子な私は由美子さん的にはアウトオブ眼中なので、挨拶だけしておけば、適当に自分の席に座り、飲んだり食べたりして、あとは基本的に無視されるので、楽と言えば気は楽だ。
近くにうっかり座ると、根掘り葉掘り私生活を聞かれるのが関の山だ。あと、由美子さんは参加しないメンバーの事を、あれこれある事ない事を話すので、陰口を言われないように、極力皆参加している。
雰囲気のよさそうな創作居酒屋に着く。先に来ていた由美子さんに「遅れてすみません」と挨拶して、いつものように私は下座の隅っこの方に目立たないように座ろうとした。
次の瞬間、「松嶋さん、聞きたいことがあるのよ。いいかしら?こっちに来てもらって」笑顔の由美子さんだが、目は笑っていない
松嶋の「ま」という文字も言われたことがないのに、何かいやな予感がした。ひきつり笑いになりながら、由美子さんの方へと向かった。
トモミは先に来ていて「ごめんね、いつも来てくれて」申し訳なさそうにそう言う。
可愛い女の子や、綺麗な女の子、男性にモテる女の子は、由美子さんに槍玉に挙げられがちだ。
しかし、貧乳地味子な私は由美子さん的にはアウトオブ眼中なので、挨拶だけしておけば、適当に自分の席に座り、飲んだり食べたりして、あとは基本的に無視されるので、楽と言えば気は楽だ。
近くにうっかり座ると、根掘り葉掘り私生活を聞かれるのが関の山だ。あと、由美子さんは参加しないメンバーの事を、あれこれある事ない事を話すので、陰口を言われないように、極力皆参加している。
雰囲気のよさそうな創作居酒屋に着く。先に来ていた由美子さんに「遅れてすみません」と挨拶して、いつものように私は下座の隅っこの方に目立たないように座ろうとした。
次の瞬間、「松嶋さん、聞きたいことがあるのよ。いいかしら?こっちに来てもらって」笑顔の由美子さんだが、目は笑っていない
松嶋の「ま」という文字も言われたことがないのに、何かいやな予感がした。ひきつり笑いになりながら、由美子さんの方へと向かった。