お口にクダサイ~記憶の中のフレグランス~
忘れられないセカンドバージン
高校生になっても、最悪の初体験のトラウマから、男性不信におちいっていた。
男性と付き合うのはおろか、話すのでさえ怖くなり、地味子の地味具合はさらに加速する。
女子大に入って、女の子の友達は沢山出来た。しかし、合コンなど出会いの場所に行くのは億劫だった。合コンの誘いを断ってばかりいると、当たり前だが誘われなくなる。
人数合わせで呼ばれる事もあり、気乗りしないまま行くので、話しかけられてもうまく答えられず、会話が続かない。
「地味で暗い詠美は連れてこないでくれ」と言われる始末。友達に過去のトラウマを恥ずかしくて誰にも話せずにいた。
しかし、そんな私に興味を持った男性がいた。名前は優樹(ゆうき)と言った。アダ名はユッキーだった。ユッキーは高校の時の親友の彼氏だった。私の事を女性として興味を持ったわけではない。
頑なに男性を拒否しているように見えたらしく、原因を知りたがっている感じだった。
違う大学の同じ1回生だったが、社会人入試で入ったユッキーは、私より5歳年上だった。元ホストであることから、聞き上手だった。親友の彼氏だし、ユッキーは悪い人ではない、そう思った。
話しやすかったせいもあった。私はユッキーに、いつしか過去のトラウマを話していた。
男性と付き合うのはおろか、話すのでさえ怖くなり、地味子の地味具合はさらに加速する。
女子大に入って、女の子の友達は沢山出来た。しかし、合コンなど出会いの場所に行くのは億劫だった。合コンの誘いを断ってばかりいると、当たり前だが誘われなくなる。
人数合わせで呼ばれる事もあり、気乗りしないまま行くので、話しかけられてもうまく答えられず、会話が続かない。
「地味で暗い詠美は連れてこないでくれ」と言われる始末。友達に過去のトラウマを恥ずかしくて誰にも話せずにいた。
しかし、そんな私に興味を持った男性がいた。名前は優樹(ゆうき)と言った。アダ名はユッキーだった。ユッキーは高校の時の親友の彼氏だった。私の事を女性として興味を持ったわけではない。
頑なに男性を拒否しているように見えたらしく、原因を知りたがっている感じだった。
違う大学の同じ1回生だったが、社会人入試で入ったユッキーは、私より5歳年上だった。元ホストであることから、聞き上手だった。親友の彼氏だし、ユッキーは悪い人ではない、そう思った。
話しやすかったせいもあった。私はユッキーに、いつしか過去のトラウマを話していた。