お口にクダサイ~記憶の中のフレグランス~
【私だけ臭いんだ、黒いんだ、ずっとそんな悩みを抱えてきた。他の女の子はそれこそ、いい香りがして、黒ずんだりしてなくて、綺麗なピンク色なんだ、こんなんじゃ、誰にも体を見せたり出来ない】と、ずっと大人になっても思っていた。
また好きな人ができて付き合えたとしても、こんな事を指摘されるかと思うと怖くて恋などできるはずもなかった。
ユッキーに泣きながら、そこまで話してしまっていた。ユッキーがいくら優しくて聞き上手だったからと言って、なんて事を言ったのだとすごく後悔した。
「ごめん、忘れてね」そう言い、恥ずかしくてもう顔が合わせられないと思っていた。ユッキーは黙って聞いていたけど、きっと幻滅したに違いない。
「・・・そこまで話してくれてありがとう。なんか嬉しかった。女の子がそこまで言うのって勇気がいったと思う。ごめんね、そこまで話をさせてしまって」彼はそう言い、優しく微笑んだ。
「幻滅したでしょ?」
「別に。何で?」
「何でって」
「・・・」
「店を出よう。」
おごるよ、といい彼は会計を済ませて先に店の外にいる私に「行こう」と言った。
また好きな人ができて付き合えたとしても、こんな事を指摘されるかと思うと怖くて恋などできるはずもなかった。
ユッキーに泣きながら、そこまで話してしまっていた。ユッキーがいくら優しくて聞き上手だったからと言って、なんて事を言ったのだとすごく後悔した。
「ごめん、忘れてね」そう言い、恥ずかしくてもう顔が合わせられないと思っていた。ユッキーは黙って聞いていたけど、きっと幻滅したに違いない。
「・・・そこまで話してくれてありがとう。なんか嬉しかった。女の子がそこまで言うのって勇気がいったと思う。ごめんね、そこまで話をさせてしまって」彼はそう言い、優しく微笑んだ。
「幻滅したでしょ?」
「別に。何で?」
「何でって」
「・・・」
「店を出よう。」
おごるよ、といい彼は会計を済ませて先に店の外にいる私に「行こう」と言った。