半妖の子
急な話
「・・・今何て?」


「ですから組織が動き出したので人間と協力し組織を滅ぼせと通達が来ております」


「いつ?」


「3日後、人間たちとの顔合わせがございます」


「どこの人間?」


「詳しい事は私も分かりませんが確か、宮川とかいう陰陽師だったと思います」


「宮川・・・」


「どうかされましたか?」


「何でもない・・・」


宮川。


この当たりでは名の知れた陰陽師。


あの宮川が私たちに助けを求めるなんて。


あの組織は一体どれほどの強さを持っている・・・


まぁいい。


仕事分は働こう。


私にとって人間たちがどうなろうとどうだっていいこと。


滅びたければ滅びればいい。


だけど協定がある。


何よりあの子が・・・


あの子を守らなければ・・・
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