私の青春、君の人生




「今日ごめんね、わざわざ」




あたしは平然を装って、隼斗の目を見た。




「いや、別にひまだったし。それに、梨佳が死んだって聞いたから」




「いや、死んではないし」




冷静に突っ込むと、隼斗はハハっと吹き出した。




あ、いつもの顔に戻った。




安心したと同時に、あくびが出てしまった。




「もしかして俺ら来るまで寝てた?寝てもいいよ」




そう言いながら、強引にあたしを寝かせ、布団を頭まで被せた。




「いや、大丈夫だから。みんなに悪いし」




てか2人とも遅くない?




なんか企んでるのか……?




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