私の青春、君の人生
「じゃあさっそく放課後、準備始めるよ!」
今日の放課後は看板作り。
なんの衣装になるかはまだお楽しみらしい。
「こーゆう地味な作業も文化祭となると楽しいよね」
あたしも美月もけっこーめんどくさがりなとこがあるけど、やっぱ文化祭最高!
「差し入れもってきました〜!!」
冬馬たちが両手に持っているビニール袋を高く上げながら教室に入ってきた。
教卓の上に、アイスやらお菓子やらを広げその周りにみんな群がった。
「お前、いないと思ったらこんな……」
隼斗が呆れたように言いながら、アイスを一個手にとった。