私の青春、君の人生

「またまた〜嬉しいくせに〜」




美月がふざけて言うと、「少し黙れ」と笑って教室へ入っていった。




冬馬が教室に入ったのを見て、美月がクルッとこっちを向き、ニヤニヤしてる…。





「よかったじゃ〜ん」




にやけてしまう顔とは裏腹、美月を羨ましいなって思ったり。




あたしは美月と違って背も低いし、子供っぽいし、なんせ人見知り。




だからさっきの美月みたいに冬馬とは話せない。




ダメだなぁ。




今年で高校生も終わりなんだから頑張んないと。