私の青春、君の人生
「よし、行くよ」
「え、え、え、」
手を引っ張られるがまま連れてかれて、気がつくと目の前にはかっこいい海賊が。
「なに2人とも可愛いじゃん」
あたしたちを見るなり、そう言ってくれた。
固まっていると、背中をポンと軽く押された。
がんばって、美月の目がそう言ってる。
「あ、あの、写真、とろ?」
「おう、いいよ〜」
「じゃあ、あたし撮ってあげるよ」
美月があたしからカメラを奪った。
ポーズどーすっか、と言いながら肩を引き寄せられた。
「よし、梨佳は囚われたミツバチな」
いや、全くよくない!近い!
そして、なにその設定!