私の青春、君の人生
「は〜やと!お前何点だ?」
あたし以上に楽しそうな顔で冬馬がやってきた。
「冬馬何点だよ」
「俺?」
バンっとあたしたちにテストを見せ、ドヤ顔。
国語20点、数学15点、英語13点。
「なんでその点数でドヤ顔できたの?」
あたしが冷静に聞くと。
「え!なんで!?けっこうよくない?」
「はっ。俺の勝ちだな」
ドヤ顔で隼斗が自分のテストを冬馬に見せる。
「なにこの低レベルな争い〜」
美月と健吾が来て、ケラケラ笑っている。
思ったけど、この2人は気まずくないのかな?
そんな素振りが全く見えない。