私の青春、君の人生
分岐点
絶好の球技祭日和。と言ってもいいくらい、キレイな青空。
「あっつい」
美月がダルそうにしてる。
「気合入れろー!」
その声と同時に、あたしと美月が背中をバシッと叩かれた。
「いったぁ……冬馬か!お前も気合入れろー!」
美月がバシッと叩き返した。
「おっまえ……マジ、バカ力だな」
そう言って笑いながらながら、冬馬は友達と体育館へ入っていった。
「よっしゃあ!がんばろう!」
「おー!」
体育の時間と、暇な日の放課後、みんなでいっぱい練習した。
「元バレー部!期待してるよ!」
元バレー部って言ったって、中学の時だからもう3年も前に引退してるのに。