Beautifulworld~キミ色カラフル~


私は少しの間をおき、


「ありがとうございました」


と言って帰る用意をした。

「もう、大丈夫か?」

「はい。」

「そうか。送ってく」

そう言ってくれたけどそこまでされるのは、さすがに申し訳なくて。

「いえ。ここから近いので大丈夫です。」

そう言って断った。

ほんとに10分くらいだし。

「そうか。なんかあったら言え。」

「ほんとにありがとうございました」

そう言って一応連絡先を交換し、私は家へと歩き出した。



家に帰った時自然と震えはでなくなっていた。

あの人のおかげかな?

そうだ。連絡先見てみよ。


へぇ。神条遥永っていうんだ。

聞いたことあるような名前…?
まあいいか。

この時は気づかなかったんだ。



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