Beautifulworld~キミ色カラフル~

『お前が!!お前が…』



『お前がお父さんを!!!!』



「ヤメテっっ!!!!」



ハァッハァッ

静まり返った保健室にあたしの叫び声だけが響いた。


その瞬間


ーーーーガラッ


誰か来た…?
先生かな?


あたしには見る余裕なんてなくてさらに泣き崩れた顔を見せるわけにもいかず俯いてたら


「大丈夫か」


と聞いたことのある低い声が聞こえてきた



なん、、で??



勢いよく顔を上げると予想通りの人が立っていて


「泣いたのか」


と一言言うと


静かにアイスノンを持ってきて「冷やせ」と渡してくれた


私は冷やしながら、



どうしてここに来たのか。
なんで女嫌いなのに優しくしてくれるのか。

など多くの疑問を頭に浮かべていた。

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