Beautifulworld~キミ色カラフル~
ウーウーー
パトカーがお母さんを連れて去っていった。
しばらくの沈黙の後に口を開いたのは莉都だった。
「お前が!お前が私の家族を!!!」
「お前なんかいなければ!お前は…お前は…」
ねえ、、お願い、、もう言わないで、、、
「人殺しだ!!!!!」
そう言い切って莉都は親戚の元へ行った。
私は家に入り部屋のベットでうつ伏せになった
消し去る為に寝よう…
ーーーしばらくして起きると夜の8時。
忘れようとしたけど無理だった。
どんなに寝ても繰り返されるお母さんと莉都の言葉。
ーーーーここにいたらダメだ
私は行く宛もなくただひたすら雨が降る夜の中で走り続けたーーーー