COLORS~Blue~
どこかそれを求めていながら、やっぱりどこか面倒で。

どのみち、本気になったところで、所詮レールの上。


―叶わない…


諦めもあったのかもしれない。

もちろん、この時の俺は、そんな自覚はなかったし。
そんなことは思いもしなかったけど。

そう。
まだ“この時”は…。


「あっ。霧島、こんなとこにいた!」
「…忽那(クツナ)?」


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