COLORS~Blue~
本音を言えば。
二人が並んでいる姿すら。
想像なんてしたくなかった…。

経済誌で見た婚約者。
鷹梨 郁は、落ち着いた感じの、男の俺から見てもいいオトコで。


「あっ。でも、これは教えてもらわなきゃ」


悔しいけど。
ほんとに俺なんか、全然敵わないと思った。


「鷹梨サンに点てるお茶。あまり飲み慣れてないなら、薄茶がいいんじゃないかって、霧島が」


透子さんに。
似合いの人なんだろう、とも…。

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