COLORS~Blue~
―ふぅ~…


父が、小さなため息をつく。


“………………“


俺のお茶が。
全然ダメな証拠…。

でも。


「どうした?」


予想に反して。


「えっ…?」
「なにかあったのか?」


喝はこなかった。


「この間、いいお茶を点てていたと、お祖父様から聞いたはずだが…」


ダメ出しは、予想通りだったけど…。

< 226 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop