COLORS~Blue~
「あら。歳なんて関係ないわ」
「そうそう。お姉ちゃんも、歳で判断するタイプじゃないしね」
「ありがとうございます」


そこに。


「遅くなりました」


透子さんが帰ってきて。


「お姉ちゃん。お帰り~」
「お帰りなさい、透子」
「お帰りなさい」


急いで帰ってきてくれたんだろう。


「ごめんなさいね、霧島クン。いま、すぐ着替えてくるから」
「あ、いえ。大丈夫です」


透子さんは、返した俺に笑顔を見せると。
自分の部屋へと出ていった。

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