COLORS~Blue~
ゼロからのスタート。
まずは、名前で呼んでもらえたこと。


― 一歩前進


そう捉えて。

透子さんと、距離を縮める手段…。


―ふぅー…


俺は静かに息を吐いて。
お茶を点てた。

少しでも早く、祖父や父に、認めてもらえるように。

少しでも早く、霧島の後継者として。
世間にも、知ってもらえるように…。

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