COLORS~Blue~
「もう、ほんっと。お義兄さんカッコよくて!」


鷹梨さんから、お義兄さん、呼び方が変わっていたこと。


「お義兄さん…」
「あ、そう。兄妹になるんだからって」
「兄妹…」
「確かにね。いつまでも、鷹梨サンって呼ぶのもなって」


それだけじゃない。
俺が、答えてしまったせいなんだろう。


「あ、そうそう。お茶の作法も、ほぼ完璧で。お姉ちゃんも隣で、教えてたりもしたんだけど」


忽那の話は、止まらなくなってきて。

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