COLORS~Blue~
確かに。
何かがあったわけじゃない。
そうなってた“だろう”、それだけだけど。
確かに、透子さんはいつもと違っていた。
友達の“お姉さん”じゃない。
初めて。
“女”の顔をしていた。
あれが、勘違いなわけがない。
ただ。
だからと言って、問いただすことはできない。
どうしてまた、
―そんな態度を?
とも…。
結局あの時。
俺は指一本、透子さんに触れてはいないから…。
何かがあったわけじゃない。
そうなってた“だろう”、それだけだけど。
確かに、透子さんはいつもと違っていた。
友達の“お姉さん”じゃない。
初めて。
“女”の顔をしていた。
あれが、勘違いなわけがない。
ただ。
だからと言って、問いただすことはできない。
どうしてまた、
―そんな態度を?
とも…。
結局あの時。
俺は指一本、透子さんに触れてはいないから…。