COLORS~Blue~
3.お茶会
「ごめんっ!お姉ちゃん、まだ帰ってないんだ。私が時間、読み違えてたみたいで…。ほんっとごめん!」


約束の週末。
忽那の家。


「や。別にいいよ。今日は他に予定もないし」
「ほんと?もう少しで帰ってくると思うんだけど…」


俺と顔を合わせるなり、忽那は平謝りで。

どうやら主役のお姉さんがいないらしい。


「とりあえず、私の部屋でいい?」


茶室を一通り見せてもらって。
俺は忽那の部屋に通された。

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