COLORS~Blue~
正直。
この事で、いちばん驚いてるのは俺自身だった。

俺は。
こんな事をするタイプの人間じゃないと、ずっと思ってきたから…。

きっと。
透子さんに出会わなければ、ずっと知らずにいたかもしれない。

知って良かったのか、知らずにいた方が良かったのか…。

離陸した飛行機の窓から、空を眺める。
飛行機は既に、雲の上。

透子さんを思わせる蒼が、一面に広がっている。

クリアな、蒼…。

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