COLORS~Blue~
「………透子、さん…?」

朝。


目が覚めると、もうそこに、透子さんの姿はなくて。


「…透子、さん……」


ベッドの上。
眠っていたのは、俺だけだった。

サイドボードの上には、透子さんからのメモ。


【チケット、手配してあります。修学旅行は、行かなくちゃ。楽しい思い出、作ってね】


「………────」


そのメモを見て。
なぜだか。
涙が溢れた…。




< 357 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop