COLORS~Blue~
「苦い、とか思わなかったんだ」
「ん。全然。そのおかげで、私もお姉ちゃんも。ケーキより和菓子の方が好きだったりもするしね」
「へぇ~。今日の茶菓子。気に入って貰えるといいけど」
「霧島セレクトでしょ?絶対大丈夫だよ!っていうか、期待しまくりだし」


なんだか、忽那が忽那である理由がわかった気がした。


「マジで?なんかプレッシャー感じるんだけど…」


忽那のお姉さんも。
忽那と同じ雰囲気を纏った人なんだろう、とも。


「プレッシャー?」
「や。でも、間違いなく絶品だけどな」


ただ、漠然と、だけど。

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