COLORS~Blue~
そんな俺を、どう汲み取ったのか。


「行こう。お姉ちゃん」


彼女は忽那に手を引かれ。


「…ん。ありがとう」


戸惑いながらも、やんわりと微笑んで。


「霧島も。行こう」
「おぉ」


茶室へと向かった。

きっと。
背中越し、俺の視線を感じながら…。

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