COLORS~Blue~
ただ。
その母の言葉は、幼い俺にも理解できて。

まず、自分が好きじゃなきゃ。
いいお茶は点てられない。
どんなに最高級のお茶を使ったとしても…。

まだまだ。
お茶の世界は深い。

祖父でさえ、まだその全てをわかってはいない、言ってる程。

そんな中で。
忽那のお姉さんの言葉は、ほんとに大きなものだった。

まるでもう、一人前だと認められたような。
勘違いしてしまいそうな程。

まぁ、そこはわきまえてるつもりだけど…。

< 59 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop