COLORS~Blue~
でも。
それは霧島を背負っていく上で、大切なことでもある。

俺の代で、霧島の格を落とすわけにはいかないし。


―霧島を継ぐ


というのは、そういうこと。

ただその上で。
俺も、認められなきゃいけない。

正直。
いつも同じ褒め言葉に。
わかっていながらも、心が折れかけていた所があった。

俺がお茶を点てられるのは、霧島という、名の元にだって…。

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