COLORS~Blue~
「お茶に出てる」
「出てるって…」
「なんでそんなに。ピリピリしてるんだ?」
「えっ…?あ…」


多分それは、感覚的なもの。
お茶の味がどうこう、ではなくて。

茶室の雰囲気そのものが、ピリピリしてしまってるせいで。
そう感じるんだろう。

いつも通りに点てれば、何の問題もないのに。
忽那自身がピリピリしてるせいで、それが俺にも伝わってしまう。

何か。
張りつめたようなものが…。

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