私が出逢ったキセキのかけら

「……爆笑しすぎだから……」

「ごめん。だって、だって……アハハハハハハハハハハ!!!!」


あたしは、優弥が荷物持ちの為に、ショッピングモールへ来ているというのが、かなりつぼったみたいだ。

少しの間、笑いすぎてヒーヒー言ってた。


「あー、お腹痛い~」

「瑠奈が1人で笑ってただけだろ……」

「だって、優弥が荷物持ちだよ?レアじゃん!」

「意味わかんねー!」


2人で、かなりどーでも良いことを言い合う。


「おーい、瑠奈~!可愛いのゲットできたよ~って、隣にいらっしゃるのは??」


莉桜が、走ってきながら言っていた。

あくまでも、走ってきながら。

あたしたちの所に着く前だから。

莉桜が、あたしたちの所へ到着すると


「じゃあ、俺、もう行くわ」

「あっ、うん。じゃあ、また学校でね!」

「あぁ。また月曜日な」


優弥の姿が見えなくなると

莉桜の方へ視線を戻した。
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