私が出逢ったキセキのかけら
「あっ、ここでご飯食べよっか~」

「いきなり話変えた!?」

「え?変えるつもりはないよ?ご飯食べながら、じ〜っくり話するんじゃん!」

「……え?」


あたしをスルーして、莉桜は、店に入っていった。


「え?ちょっ、待ってよー!」


あたしが店へ入ると、ちょうどのタイミングで定員さんが来た。


「2名様でよろしいでしょうか?」

「はい」


莉桜が返事をすると、定員さんは、席へ案内する。


「それでは、ご注文がお決まりになりましたら、そちらのベルでお知らせください」


そう言って、定員さんはどこかへ行った。


「ん~、どれにしよっかなぁ~」


と、莉桜はメニュー表を開きながら1人、呟いている。
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