私が出逢ったキセキのかけら
「じゃあ、お鍋とか出してくれる?」

「あぁ。でも俺……、瑠奈に期待しない……」


と、そんな事を言いながら優弥は、お鍋を出している。


「全く、失礼なんだから!」


あたしは、そう言って包丁を掴む。


「……!?」

「どうした?」

「……ぃ」

「え?」

「掴めないっ!!!」
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