私が出逢ったキセキのかけら
そーでした。

あたし、死んでるんでした。

忘れてました。


「だから、期待しないっつっんだよ」

「それならそうと、言ってくれれば……」

「いや、いつ気づくかなーと」

「優弥、性格悪い」

「あぁ~、よく言われる」

「え?直そうとか、思わないの?」


私がそう言うと、


「ん?いや、だってさ……」


と、間をあけた後……


「おもしろいだろ?」


と、スッゴく爽やかな笑顔で言ったのでした……。


「……絶対敵に回したくないタイプだ」

「なんか言った?」

「いや、気のせいじゃない?」
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