私が出逢ったキセキのかけら
「……。まぁまぁまぁ~」


そう言いながらあたしが笑うと、優弥は大きな溜め息をついた。


あたしたちは、歩いて帰る。


……あれ?

どっかでみたことあるような……。


って言う感じの人が、前から歩いてきた。

ジーッと、見続けていたからだろうか。

その人と目があってしまった。


うわっ、はっずかしっ!!!


でも、この人どこかで……。


その人(男子で同い年くらい)も、あたしのことを、不思議そうにみていた。

どうやら、どこかでみたというのは、気のせいじゃないらしい。

……じゃあ、どこで?

その瞬間、あたしは思いついた。


「「……、あっ!!莉桜の彼氏(親友)だっ!!!」」
 
その人と見事なハモリを見せたあと、優弥の一言。           

「……誰?」
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