私が出逢ったキセキのかけら
「いやぁ~、瑠奈と出かけるの、本当に久々だよね~」

「ホントにね~」

「ってかさ?」

「どーしたの?」

「早く、中に入らない?暑いんだけど?」

「うん。そーだよね~。あたしも、同じ事思ってた」

「じゃあ、さっさと行こっ!」

「うん!」



──────────‥‥‥
──────‥‥‥
───‥‥‥


「うっわ~ あっ!アレ可愛い!あっ!こっちもっ!!」

「ははは……。莉桜?ちょっと落ち着こうか……」

「え~?……あっ!見てみて瑠奈!!50%OFFだってー!!可愛いし、やすいよっ!」

「あっ、クレープ食べたい」

「そんなのあとだって!」

「えっ?……クレープ!!」

「ほらっ!もう始まっちゃった!じゃあ!Let's go!!」

「え~!!!」


あたしは、莉桜に引きずられる形でクレープから、離れていった。


「クレープ~!!!!」
< 9 / 82 >

この作品をシェア

pagetop